抗がん剤治療のつらい副作用として「口内炎」があります。
口内炎は誰でも経験があると思うのですが、特に食事の時にひどく沁みて、食事が困難になりますから、抗がん剤治療による吐き気、食欲不振などと重なると栄養状態はますます悪化してしまいます。
栄養状態を示すアルブミン値が3.5を切ってくると、炎症・悪液質パターンに加速がつき、がん細胞が筋肉を破壊するため、アルブミン値は余命に大きな影響を与えます。
栄養状態が悪いと、抗がん剤も効きにくくなることも知っていて欲しいです。
一般的には無理せず食べられるものを食べれる時に食べるように指導をされますが、
無理せず食べられるものと言ったら、プリンやゼリー、そうめんや果物、お茶漬けといった高糖質なものになってしまいがち…
ブドウ糖、果糖はがん細胞が育ちやすい環境をつくる為、私はオススメできません。
こういう、せっかく食べれるものを否定すると、不安をあおるだけだから、ぜひ否定するだけではなく、代替案を出して欲しいと看護師としては強く思いますので、代替案を出します。
タンパクオトメという楽天で売れてるプロテインを推します。
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これはソイとホエイのミックスのプロテインなのが凄くよいと思います。
※甘味はステビアと羅漢果で、マグネシウムや亜鉛、ビタミンB1、B6、ビタミンC、ビタミンEも強化されています。
※しかも調べたら宮崎の会社でした。
ホエイは吸収は一番よいのですが、インスリン分泌を強力に刺激するからです。
インスリンはがん細胞を大きくするシグナルとなります。
ソイもロイシンが多いので、あまり良いとは言えませんが、カゼインプロテインに比べたらかなりマシ。
がん患者さんにはソイとホエイのミックスプロテインが良いのではないかと思っています。
味もほんのりチャイ、ぜいたくベリー、まろやかカカオと美味しそう。
これなら、飲めそうじゃないでしょうか。
これに、スプーン1杯のMCTオイルを入れ、シェイクして飲めば十分にカロリーが取れます。
MCTオイルは代謝経路が特殊で、すぐにエネルギーとなるため、抗がん剤治療中はオススメです。
また、抗炎症効果もあるため、がんが育ちにくい環境をつくります。
下痢しやすいのが欠点ですが、プロテインと混ぜて飲むと下痢もしにくいので、
プロテイン+MCTオイルのプロテインシェイク、
是非試してみて下さい。
あ、口内炎の話でした。
エピシルについて説明します。
エピシルはオイル状の液体で、口腔内の水分を吸収して患部の表面にゲル状の保護膜を作ります。
塗布後5分後から効果を発揮し8時間効果が持続します。
食前に1日に2回から3回使用することにより、口内炎による食事時の痛みを和らげます。
このほど、抗がん剤治療中の方の難治性口内炎に、保険治療が認められたので、
抗がん剤治療中の方には是非知っていただきたいと思います。
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