糖質制限での糖尿病治療

糖質制限がメディアで取り上げられるようになり、糖質制限の認知度も上がりましたが、扇動的な偏った内容になっていることも多く、誤った方法で糖質制限をする方も多くなってしまっています。


健康に悪影響をきたしている事例を見て、糖質制限に慎重になっている医師も多い状態です。

 

しかし、糖質をコントロールすることで血糖値は容易にコントロールでき、合併症の進行を抑えることができることは真実です。糖質制限10か条を基本とした、安全な糖質制限の方法をまずは正しく理解し、習得しましょう。

 

糖尿病になったことは食事の重要さに気が付く大事なターニングポイントだったのかもしれません。私たちは医師と連携し、その方の体質や環境などを総合的に判断し、内服なども検討しながら無理のないテーラーメードの糖質制限を実践していけるよう、支援します。

知っておきたい基礎知識


糖質コントロールのメリット

糖質の摂取をコントロールすることで、血糖値は容易にコントロールすることができます。内服やインスリンは最小限でよくなり、医療費も抑えられます。

栄養バランスの調整

何が多すぎて何が足りないのかは人によって違いますが、糖尿病の患者さんに共通して足りなくなるものもあります。検査データの解析により、それを判断できます。

腸ケアを取り入れる

糖尿病の方は腸の細胞同士の結合が緩んでいることが多く、代謝に不調をきたしています。腸ケアをすることで血糖値コントロールはさらに良くなります。