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自分の身体の声に耳を傾けて〜鹿児島・たがしゅう先生受診レポート〜

あなた自身は、どうお考えになりますか?
 
糖質制限をしていて、体調はどうお感じですか?
 
 
受診でこんなことを聞かれたのは初めてでした。
 
糖質制限生活をもう、4年ほどしている糖尿病のクライアント。
 
最近、糖質制限を長く続けることについて、色々とデメリットの部分がフォーカスされ、
 
本当のところはどうなのか、
クライアントとずっと悩んでいましたが、
 
 
どの先生に聞いてもいまいちクリアにならず、
サポートをしている私の方がモヤモヤしていました。
 
 
色々本や記事を読めば読むほど、モヤモヤは大きくなります。
わたしには、責任があります。
 
このクライアントの、20年後の健康を守るという約束があります。
 
 
だから、悪いなら悪いでいいから、本当の事が知りたい、とずっと思っていました。
 
 

そこで!
 
ブログを拝見していて、非常に共感する部分が多く、ずーっとご意見をお聞きしたいと思っていた「たがしゅう先生」に、クライアントと受診に行ってきました!
 
 
高速に乗り、車で2時間半。
 
 
たがしゅう先生の診察が受けられるのは、基本的に月曜日か、第2、第4金曜日です。
きちんと確認してきました!
 
 
受付をして、診察待ち。
 
 
待ち合い室に、低糖質お菓子のサンプルが。
一個糖質0.6g。
 
すごーい。
 
 
診察室に呼ばれ、ドキドキしながらクライアントと入りました。
 
 
柔和な雰囲気とにこやかな笑顔で迎えてくださいました。
 
 
サポート業務の一環として受診の同行をしていますが、おそらく
 
あなた誰?
 
と普通のドクターやナースには思われてしまうのではないかと、気持ちが小さくなってしまいますが、
 
たがしゅう先生は私の、
パーソナルナース、というお仕事を知って下さっていたので、
 
暖かく迎えてくださり、とてもホッとしました。
 
 
初診の患者さんは、
 
・受診の目的
・既往歴
・内服歴
・コントロールの経過
・生活歴
・個別の問題
 
などを把握することから始まります。
 
 
しかし、これがなかなか大変な作業で…
 
 
 
まず、患者さんに聞いても
 
・覚えてない
・薬がわからない
・要点がなかなか出てこない
 
事が多いのです。
 
その上、聴きだすと関係ない事まで、延々話し始める方が多く、
 
初診は避けたがるドクターが多いです。
 
 
ですので、今回サマリーを準備してきました。
 

↑クライアントの掲載許可いただいています。
 
 
読むのが大変、と言われた反省を活かし、
今回A4、1枚でまとめてみました。
 
 
なかなか良くまとまっています、と褒めていただけ、とても嬉しかったですおねがい
 
 
基本的な聞き取りはこの書類のおかげ?で
短時間で終了。
 
すぐに本題に入ることができました!!
 
 
聴きたいこと
 
糖質制限、このまま続けて大丈夫かなと不安になる時があります。
 
 
 
それに対して、返ってきた先生のお返事が
 
 
あなた自身は、どうお考えになりますか?
 
糖質制限をしていて、体調はどうお感じですか?
 
 
だったのですよ。
 
 
クライアント
 
「はい、とても体調が良いです」
 
「ストレスなく続けられています」
 
 
とお答えになりました。
クライアントのこの返事に、
 
 
それでは、ご自分の身体の声をお信じになられれば良いのではないでしょうか?
 
 
 
たがしゅう先生はにっこりそう言われました。
 
 
そうきたか!
 
びっくりしましたが、どんな論文、どんなエビデンスを示されるより、
 
ストンと落ちてきました。
 
 
大体、論文やエビデンスは完全ではない。
エビデンスレベルの高いRCT論文でさえ、
様々なバイアスがあり、
見方を変えれば違う事実が見えてくることもある。
 
 
一つの事実に、囚われないこと。
執着しないこと。
 
 
それより、どうストレスなく続けていくか、
どう主体的に、治療や環境をマネジメントするかが大事。
 
 
 
うーん。
もう、これだけで悩みの雲がスッキリと晴れましたよ。
 
 
何となくわかっていても、
これを信頼するドクターの口から、面と向かって聞くのでは全く、重みが違うものです。
 
 
クライアントと顔を見合わせ、
思わず笑顔になってしまいました。
 
 
 
そのあとは、
脈をみたり、手や足を触ったり、お腹や、舌をみたり、
漢方医的な、丁寧な診察をしてくださり、
色々アドバイスもいただき、
 
 
 
とても満足度の高い診察となりました。
 
 
 
やはり、糖質制限には糖質制限専門医です。
 
距離的には少し遠いのですが、
わざわざ、横浜からお見えになる方もいらっしゃるのだそうです。
 
 
かかりつけのお医者さん、皆さまいらっしゃいますか?
 
 
そのお医者さんは、あなたのことを、
良く知って下さっていますか?
 
理解してくださっていますか?
 
まるごと、みて下さいますか?
 
 
 
 
かかりつけ医を持ちましょう、といいますが、
本当の意味で、信頼できるかかりつけ医を見つけることはとても難しいものです。
 
 
リーダーシップを持ちたがる医師が普通です。
たがしゅう先生は、
リーダーシップを患者が持つべきだと言われています。
 
 
 
こんな先生、なかなかいません。
 
 
 
いい悪い、ではなく、
ベクトルが合うか合わないか、ですから。
 
今までお会いしたドクターには皆感謝しています。
 
この辺、難しいなあショック
 
 
 
とりあえず、
クライアントと帰りの車の中で
これから受診計画をどうするか、話し合いました。最善の方法を見つけたいと思います。
 
 
 
はじめて、この先生に主治医になってもらいたい、と思ったなあ…
 
 
とクライアントがポツリ。
 
 
 
 
距離の問題はありますが、
地元の先生と、良い関係を保ちつつ、
主治医とより、強固な信頼関係が結べて行けるよう、お手伝いしていきたいと思います。
 
 
 
Mrs.GAGA
 
 
 
 
 
『Moderato』(モデラート)では、がんや糖尿病で闘病中の方への個別看護サポートを行っています。

私達の役割は、クライアントのかかりつけナースであり、医療秘書です。

クライアントと一緒に喜び、悩み、考えます。
 

何より一番大切な事は「クライアントの力を信じて引き出すこと」だと思っています。

クライアントの考え方や、ライフスタイルを大切にした医療サポートを行っています。


◆サポート内容◆ 

1  治療や療養に対する相談
2  食事療法の支援
3  情報提供
4  意思決定に対する支援
5  医師との連携
6  一連の記録
7  ご家族への情報提供
8  受診の付き添い
9  治療に必要な知識の習得の支援
10 精神的な励まし  など

詳しい業務内容はこちらよりご覧下さい↓↓↓
http://supervisor-ex.com/L61102/b0/2t111

@単発でのご相談も承っております<オンライン保健室>
http://supervisor-ex.com/L61102/b0/3t111
 



朝晩の気温差が激しくなるこの季節です。
くれぐれもお身体に気を付けてお過ごしくださいませ。
 
 
 
 

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