先日は糖尿病のクライアントの、定期受診でした。
糖尿病内科とは別に漢方専門医の先生のところにも通院しているので、病院を2件、はしごというスケジュールでした。
糖尿病の先生はノーブルな先生なのですが、
漢方の先生はちょっと面白い先生です。
病気を
どう治療するか、コントロールするか、
という西洋医学的な考え方ではなく、
この先生がいつも言われるのは
「何を楽しみに、何を目標に生きるか」
ということ。
クライアントの目標は、
「80歳まで元気にゴルフしていたい」
であることをお伝えすると、先生は、
症状やお薬の話もだいたいゴルフに結びつけて例えて話すようになり。。。
ゴルフ好きなクライアントは喜んでいますが、ゴルフをしたことがない私にはさっぱりわかりません。
ドライバーが飛ぶ薬とか、パットが入る薬とか、
そんな説明でいいのかと思いながらw
クライアントにはよく伝わって
...実際、患者が喜んでいるのでそれでいいのでしょうね(・・?)
科学の子、看護師としてはイマイチ、はぐらかされたような気分でスッキリしませんがw
実は今日は先生から宿題を出されていて。
肝臓の膿瘍で1ヶ月半入院したクライアントだったのですが、
先生から「どうして感染症を起こす状態となってしまったのか、その理由についてちょっと考えてみて」
と言われていたので。。。
真面目な私は、考えられる感染経路を6つも!
事前に調べ、免疫力が菌に勝てなかったことが原因だと結論づけ、普通に論理的に答えようとしたのですが。。。。
先生はニヤニヤしながら「そんな教科書的な答えなどうでもいい」
と笑い飛ばされてしまったのです( ;∀;)
一生懸命考えたのに( ;∀;)
だから逆に先生に質問して見ました。
先生はどうお考えなのでしょうか?と。
漢方の先生、なんとお答えになったと思います?
「タイミングだったのではないかなぁ」
そうきたかっ!
色々と頑張りすぎていて、身体や心が休養を求めていたり、そのことを気がつかせてくれたんじゃないかなぁ
というのです。
色々と全力で頑張っていた時期でしたので、
バランスを取ろうとしてそうなったのでは、と続けてお話になるのを聞きながら
うーむなるほどー。。。
それはまぁ、そうだよなぁー。。。
とクライアントと2人で妙に納得してしまいました。
漢方の先生って、みんなこんな感じなのでしょうか。よくわかりませんが・・・
こ難しい、論理的なよくわからない話で「いかにも正解らしい正解」を聞かされるよりは、
こんなふんわりとした、感覚的な説明や、感覚的な処方も、
いろんな選択肢の中の一つとしてありなのかもな、と思ったところでした。
(きっと先生の中では「感覚的」ではない部分も大いにあるのだと思うのですが)
病気になった理由。
身体からのシグナル。
そういう人生のタイミング。
そういう風に考えることもできるのだなぁと、勉強になった付き添い受診でした。
勉強になります。
風邪を引きそうなタイミングや、
貰いたくないタイミングで好きに(屯用的な感覚で)飲んでいい、漢方もいただきました。
身体を温め、免疫をアップする効果があるのだそう。
漢方、面白いなあ。
医療マネジメントオフィスmoderatoでは、このように
受診の日程調整や、リマインド、お薬の内服状況の確認、採血データの記録、
栄養学的な解釈のフィードバックなど、医療秘書的な関わりも行っています。
また、受診の同行なども行っています。
遠隔地ではボイスメモをお客様に録音していただき、サポートをさせていただいています。
かかりつけ看護師のいる生活。
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