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膵臓がん治療のもう一つの選択。


膵臓がんの特徴を「ミノムシ」に例えて、

バリケードが「とても硬い」ことをお伝えしましたが、毎日食べているアボカドを見ても、最近は膵臓癌のことを思い出します。
 
 
クライアントが、抗がん剤治療を頑張っているので、なんとか治療効果を上げられないかと。。
 
 
 
膵臓癌は「抗がん剤治療」や「放射線治療」は他のがんに比べてグッと下がってしまいます。
 
 
バリケードを突破しないことにはがんの「核」には治療効果は届きません。
 
 
どうしたらいい?
今日はこれを患者さん目線で少し整理してみたいと思います。
 
 
①飽和脂肪酸の摂取を、週500gまでに控える
 
・生クリーム
・バター
・クリームチーズ、プロセスチーズ、カマンベールチーズ
・豚、牛バラ肉
・サーロイン、牛、豚ロース肉
・ラード、牛脂、
・ショートニング、マーガリン
・ウインナー、ハム、ベーコンなど肉の加工食品
 
がん細胞は、脂肪酸の合成が亢進していて、自ら脂肪酸を合成し、細胞膜を硬くして身を守っています。
 
動物性の飽和脂肪酸はケトン体を上げるのには役立ちますが、摂りすぎると逆にがん細胞のバリケードをさらに硬くしてしまうことが考えられます。
 
ココナッツオイルなどの植物性の飽和脂肪酸をチョイスして、動物性の飽和脂肪酸は控えることが必要となります。
 
 
②高容量のEPAを摂取する
 
EPAというと「抗炎症効果」が頭に浮かびますが、高容量のEPAを摂取することでがん細胞がEPAを取り込み、硬い細胞膜に「隙間」が出来て、抗がん剤や放射線の治療効果を上げる効果があることが言われています。
 
・いわし
・さば
・さんま
・あじ
・しゃけ
・ぶり
・たい
 
魚を積極的に摂取することに加えて、主治医にお話しして、EPA製剤を処方していただくのが良いと思います。
 
1日2gのEPAを毎日摂取すると、1週間も飲み続ければ血中濃度が有効域に達するという研究がありますが、
 
膵臓癌の場合はもう少し盛りたいところです。アマニ油やチアシード、魚やサプリ、EPA製剤を組み合わせて、1日4gのEPA摂取を目指すことをお勧めします。
 
 
③高容量のビタミンDを摂取する
 
高容量のビタミンDは、膵臓の間質細胞で多く発現しているしているビタミンD受容体を刺激し、
 
膵臓がんのバリケードを構成している膵星細胞の活性化を抑える働きがあり、バリケードを崩す働きがあると言われています。
 
ビタミンDは脂溶性ビタミンですので、メガ量を投与することに慎重論もありますが、血中のビタミンD濃度を見ながら医師と一緒に進めていけば、大きな副作用もないので、
メリットの方が大きいと思います。
 
1日10000IUのビタミンDの摂取を目安にすると良いとのことです。
 
ビタミンDのサプリメントは安価ですので、ぜひアイハーブなどでGETされて、内服されると良いと思います。
 
 
④メトホルミンを内服する
 
メトホルミンは糖尿病薬ですが、メトホルミンはミトコンドリアの呼吸鎖に働きAMPKを活性化させます。
 
AMPK活性が高まると、がん細胞の分裂・増殖、生存、血管新生、栄養素取込み、エネルギー産生を促進するmTORC1(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質複合体1)が阻害されます。
 
ビタミンDも、AMPKを活性化する働きがあり、すメトホルミンとビタミンD3を併用することで、細胞間質(膵臓癌のバリケード)に対する相乗効果が期待できます。
 
500mg〜1500mgのメトホルミンの投与を福田先生は推奨されています。
 
 
⑤ラパマイシンを内服する
 
ラパマイシンはmTOR阻害薬です。ビタミンDや、メトホルミンと併用することにより、さらに膵臓癌に対する相乗効果が期待されます。
 
mTORはがん細胞の増殖のスイッチとも言えるものですが、その阻害薬があるなら全てのがんに適応がありそうなものですが・・・
 
免疫抑制剤でもあるので普通、あまり積極的に使うものではありません。
 
副作用も高い確率で報告されていて、値段もけっこうするので自分自身が使うことを考えたら躊躇する薬です。
 
しかし、副作用でいうと抗がん剤の比ではないので、膵臓癌でとくに良い報告もあることを考えれば、抗がん剤の効果が期待できないような厳しい状況ではトライするかもしれません。
 
容量は、1日5mgだそうです。
 
 
⑥イソトレチノイン(ビタミンA誘導体)を内服する
 
イソトレチノインはニキビの治療薬に使われるビタミンAのお薬です。
 
ビタミンAも膵臓がんの間質の膵星細胞や腫瘍関連マクロファージの働きを阻害して、がん細胞の増殖刺激を抑える働きがあるため、ビタミンDやメトフォルミン、ラパマイシンとの併用で、相乗効果が期待できるとのことです。
 
こちらも、血中濃度を見ながら注意深く進めていく必要がありそうです。
 
 
⑦漢方がん治療
 
半枝連・白花蛇舌草などの煎じ薬を内服することで、抗腫瘍効果、血管新生抑制効果、アポトーシス効果などをプラスし、
 
総じて膵臓癌の抗がん剤治療の効果を上げる働きがあると言われています。
 
 
 
 
これらすべてを
ケトン食と組み合わせ、
 
ケトン体レベルを高く保ち、抗酸化を強力に進めながら、
 
ハイパーサーミアや温熱治療などを併用すれば・・・・
 
 
 
膵臓癌の特性をうまく掴んだ、
 
バリケードを崩し、がん細胞にダメージを確実に届け、アポトーシスに誘導する治療ができるんではないかと思います。
 
 
銀座東京クリニックの福田先生。
かなり、責めた治療をされていると思いますが
 
 
膵臓癌で、
 
「抗がん剤しか他に方法はない」
 
と言われた方は、ぜひご相談に行かれると良いと心から思います。
 
 
 
心細い方、総合的な、サポートが必要な方は私たちの提供するサービスがあることを思い出していただけたら嬉しいです。
 
不安なことやわからないこと、やりながら浮かんできた疑問など丁寧にフォローし、医師につなげます。
 
 
 
 
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Mrs.GAGA
 
 
 
 
 
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