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糖質摂取の罪悪感にサヨナラ〜SGLT-2阻害薬の活用〜

SGLT-2阻害薬というお薬があります。
ブドウ糖の再吸収システムを阻害して、余分な糖分をおしっこの中に流してしまおうという、画期的な薬なのですが
 
 
この種のお薬は普段糖質制限されている方のQOLを上げるのにはとてもいいのではないかと思います。
 
 
会社の飲み会や、デート、旅行やお出かけの時など、せっかくなので楽しみたいものです。
 
 
1日1回、朝飲めばよく、作用時間が長いのでそんな時に備えて屯用として持っておくといいなととても思います。
 
 
糖質を摂取するダメージや罪悪感が少なくなり、安心して楽しめますよね。
 
 
多尿・脱水・頻尿などの副作用があるのがあるので、注意は必要です。こまめに水分を摂取して、こまめに排泄すればOKです。
 
 
 
 
SGLT2阻害薬は「糖尿病」の方であれば出していただくのは難しくないですが、
 
 
一般の方が処方をしていただくのは自費でもかなり厳しいと思います…
 
(お医者さんでこんなふうに飲んでいる方は多いです)
 
 
 
 
SGLT2阻害薬はいろいろ種類があるのですが、
どれも同じではないのですよ。
 
 
薬剤により立ち上がりと血中濃度の半減期に差があります。
 
 
 
 
・スーグラ
 MAX1.43±1.86時間
半減期 14.97±4.58時間
 
・フォシーガ
 MAX1.25時間
 半減期 12.1時間
 
・ルセフィ
MAX 1.11±0.546時間
半減期11.2±1.05時間
 
・テベルザ、アプルウェイ
MAX1時間
半減期5.29±0.508時間
 
・カナグル
 
MAX1時間
半減期 10.2時間
 
・ジャディエンス
 
MAX1.5時間
半減期9.88時間
 
 
 
 
作用時間が長いなら長いほうがいいとつい思ってしまいがちですが、
 
 
作用と副作用はセット。
 
 
多尿、頻尿の副作用を考えたら屯用として使うなら、作用時間の比較的短いデベルザやアプルウェイですね。
 
 
 
最近、糖尿病以外のSGLT2阻害薬の色々な薬理作用がどんどん報告されていますね。
 
 
まず、様々な臓器保護効果があります。
 
 
 

・肝臓
・膵臓
・脳
・筋肉
・心臓
 
 
①カナグルが脂肪肝や肝癌を予防するという発表
 
 
 
②フォシーガが、がんがコラーゲン線維に接着するのをさせるという発表
 
 
③腎症の進展予防に効果があるという発表
 
 
 
④ジャディアンスが複合心血管イベントを抑制するという発表
 
 
⑤スーグラが体重減少に効果があるという発表
 
 
⑥カナグルが膵臓がんや前立腺がんに対して、がん細胞へのブドウ糖取り込みを阻害するという発表
 
 
 
⑦内臓脂肪を減少させ、インスリン抵抗性を改善する効果
 
 
 
 
そのほかにも、素晴らしい作用の報告があります。
 
 
がん患者さんへの効果も非常に注目されているSGLT2阻害薬。
 
 
 
症例がもっと集まって、糖尿病だけでなくがん患者さんへの保険適用も認められるようになって欲しいなととても思います。
 
 
 
 
※インスリンの分泌低下があり、ケトアシドーシスのリスクがある方の服用には適していません。
 
 
※シックデイの時は休薬する必要があります。
 
 
 
主治医に相談してみて下さい。
 
 
 
 
 
 
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