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「医療の主体性」を患者が持ちにくい状況の改善の必要性と、その課題について〜ナースの立場から〜

医療の主体性についての話が最近たがしゅう先生のブログで続いていますが、非常に共感します。
 
先生にお任せで
自分の頭で考えることをしない人ほど、
症状が悪化するとすぐ薬や先生のせいにします。
 
 
医療の専門用語や治療法について、聞いてもよくわからないので、専門の先生にすべておまかせする、という方も時々見かけますが、
 
わからないなら聞けばいいし、それでもわからなければ調べたらいいし、
 
とにかく治療の選択に関する主導権を、意思決定を他人に渡すことに関してはもっと慎重にならないといけないと思います。
 
自分のことなのに、
自分の治療のことなのに....
 
自分の病気や治療のことに関して「興味をなくす」という心境は、おそらく、病気と向き合うことに対する恐れや、現実に向き合いたくない、無意識での逃避の影響もあるのかもしれません。
 
わかります、
これはある意味自己防衛なのでしょう。
 
ですが、本当の意味での自己防衛にはならないどころか、かえって逆効果となることの方が多いことに気がついて欲しいなと思うのです。
 
医師を信頼している、ということと
治療の選択をおまかせするということは違うのです。
 
本当の信頼関係というのは、お互いに人間的な関心を寄せ、情報を交換し、意見を交換しながらお互いを理解し、お互いの努力で形成していくものです。
 
 
これは単に患者の問題だけではないとも思います。医師側の問題も大きいですね。
 
 
 
患者がきちんと判断できるだけの知識を、渡してくれない先生の多いこと、多いこと。
 
どうせ素人にこんなことを説明してもわからないし時間の無駄だとでもいうのでしょうか。
 
 
 
 
医療の主体性。
そして医療経済にも視点を向けた、治療法の選択はこれから非常に重要性が増すところです。
 
 
時代は、すでに変わったのです。
 
これから医師を目指される方には、
今までの、治療に偏った医療教育ではなく、
 
ぜひ、医療のコミュニケーションのあり方、
インフォームドコンセントのスキルアップ、
ヒューマニズム、ホリスティックな医療サービス全体の質の向上について、しっかり教育して欲しいと願います。
 
 
お互いに努力が必要だとは思いますが、基本的には患者さんは、対価を払って医療サービスを受ける側なので、
 
やはり医療者からの歩み寄りが先ではないかと思うのですが、全国の医師の皆様はどうお考えになるでしょうかね。
 
 
 
たがしゅう先生のブログを受けて。
 
 
Mrs.GAGA
 
 
 
「たがしゅう」とは、ブログ上のニックネームのことで、たがしゅう先生は鹿児島の病院にお勤めの神経内科のDr.です。
 
ご自身、糖質制限で30kg痩せた経験をされたことから、糖質制限推進派の立場で、
 
毎日医療の現場からブログを書き続けていらっしゃいます。
 
非常に文才があり、読みやすく、毎回深く考えさせられる記事ばかりです。
 
選ぶ言葉に優しさや「人間としての品格」を感じる、心に優しいブログです。
 
たがしゅう先生がいつも言われるのは、「自分の頭で考えることが大事」ということです。
 
非常に冷静な分析をされる先生ですので、
主治医としてオススメします。
 
ぜひ患者さんをおつなぎしたいものです。
 
 
たがしゅうブログ
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あなたの身体はあなたの物です。
受け身の治療ではなく、自らが希望する医療を受けたい方へ。
私達が医師を探し、結びつけ、しっかり食事もサポートします。
 
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