膵臓がんは、抗がん剤や放射線が効きにくく、予後が悪いがんだと言われています。
それは、膵臓がん組織に起きる強い間質反応により、結合組織が増生されているためです。
膵臓がんの8割以上が、この間質で占められており、その為膵臓がん組織は硬くなります。
そこで、このがんの強固なバリケードを構成する要素である、ヒアルロン酸を分解する酵素が、治療に有効なのではないだろうかと多数の臨床研究が行われていて、
抗がん剤の治療に併用してこの酵素を使用すると
治療成績が良くなったと言う研究報告があります!
※1
HALO-109-301(臨床研究の名前)
future Oncol 2018 Jan. 14(1):13〜22P
この場合、血管新生を抑制することと合わせてすることで、より安全性や効果が高まるとのことです。
※2
cancer cell. 2014 Jun. 16;25(6):735〜747p
素晴らしいですねー!
こちらは、
近いうちに実用化され、すい臓がんの治療に使用されるようになると言われています
膵臓がんのバリケードを崩す治療に注目が集まっていますが、
バリケードを構成する要素の一つである膵臓星細胞の活性化を抑えるアプローチとして、
私達ができることを今回は紹介します。
ビタミンDのメガ盛りです。
結論から言うと、進行膵臓がんに対しては、1日10000IUのビタミンD3の内服を目安にすると良さそうです。
根拠は、
※3
cell.2014 Sep 25;159(1)80〜93p
j.cell 2014.08.007
「vitaminD受容体を介する間質細胞のリプログラミングは膵臓炎を抑制しがん細胞増強する」
(非常に信頼性の高い学術雑誌に記載された研究結果です。)
抗がん剤と併用しビタミンDを使用した場合、腫瘍サイズの減少、および生存率の57%の増加をもたらしたと言う研究報告になっています。
すばらしーい!!
膵臓の間質細胞ではビタミンD受容体が強く発現しており、この受容体を刺激することで、
膵星細胞の活性化、様々な炎症性反応が抑制されるとの結論です。
この素晴らしい知識は、
福田先生のブログ記事からのまとめです。
(長くて難しくて読めない方の為にまとめました)
福田先生ありがとうございます!!
クライアントと共有します!
ビタミンDは日光浴をすることにより体内でも合成されます。
がん治療の場合、
25-(OH)2ビタミンD
の血中濃度は80〜100ng/mL
を目安にするとよいと思います。
ただし、この検査はまだエビデンスのあるものとして臨床では全く認識されていないので、
自費での検査になることが多いと思います。
何度か医師に交渉してみましたが、大体鼻で笑われます。
一度言ってみてダメであれば理解してくださる先生の下で採血してもらうのが良いでしょう。
以上、Mrs.GAGAでした!
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