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ケトン食は危険?

 

 

れいみ先生のブログに、
 
「ケトン食についての情報発信は最近は控えています」
 
という記載がありました。
 
せっかく、素晴らしい成果を挙げているのだからイケイケドンドンで発信してくれたらいいのに…と私が思ったかと言うと、
 
 
実はそうではありません。
 
ケトン食は、やはり素人がするのは難しいと、今は思っています。
 
糖質を控えればいいだけかというと
そうではないし、
 
ケトン体を出せばそれでいいかというと
そうではないし、
 
脂を選び、
 
抗炎症効果の高い脂をしっかり摂取して、
 
食物繊維もしっかり取りながら、
 
抗がん効果の高い食品も取り入れて…
 
 
など…
 
 
免疫栄養ケトン食の食事療法は
決して簡単なものではありません。
 
 
「ケトン体を出す」で引っかかる人もいるし、
「たんぱく質を適正量食べる」ことも普通の方は難しいし。
 
 
よくわからないまま、自分でよく勉強もしないまま、中途半端に自己流ケトン食をしてしまって、
 
 
体重を減らしてしまったり筋肉を減らしてしまったりしてしまい、かえって体力を落としてしまう方も少なくないのかもしれません。
 
中途半端にいじめたらかえってがんを強くしてしまうこともあります。
 
やるのなら一定期間、
徹底してやらないとダメ。
 
しかも、長期に渡ってケトン食をするのはデメリットもあるので、避けた方がいいと言う点も、
 
ケトン食を複雑にしている要素だと思います。
 
 
糖尿病の方はしたらいけない
肝臓ガン原発の方はしたらいけない、
抗がん剤を挟んで前後1日はオメガ3系脂肪酸は取らない方がいい、
 
アルブミンやCRPが悪い方は、データを改善してからすること、など
 
細かい注意点もあります。
 
 
ちゃんと本に全部書いていますが、どのくらいの方の頭に入っているのかというと…どうなのでしょうか。
 
 
「ケトン体はもろ刃の剣」
 
「ケトン食は治療食なので、医師や栄養士専門家と一緒に注意深く取り組みべき」
 
れいみ先生も、古川先生も言われていました。
 
 
実際には医師に聞いても、
管理栄養士さんに聞いても
 
がんのケトン食のことは
ほとんどご存知ない方ばかり
 
誰にどのように指導を受けろというの?と
もやもやする気持ちは今もぬぐいきれません。
 
 
専門家には専門家の、素人が勉強しても決して追いつくことができない知見があることを最近はよく実感しています。
 
 
 
 
糖質制限にしろ、
がんのケトン食にしろ、
 
 
広まる順番が違っていたのではないか、と最近よく考えます。
 
 
まず、治療食なので栄養士さんにもっと広まるべきです。きちんと教育されるべきです。
 
聞いても
「知らない」「詳しくない」と言わずに
きちんと指導してくださる栄養士さんを沢山、
増やしていただくべきです。
 
 
れいみ先生も古川先生も大好きで尊敬しているので、精一杯頑張ってくださっているので、
 
応援する気持ちこそされ、
責める気持ちは一切ないのですが…
 
 
ケトン食はちょっと一般の方にはハードルが高すぎます。指導者が必要です。
 
 
今のままでは、
誤解されたり危険だと言われても、
仕方がない、というような要素は確かにあると思います。
 
 
言い返すには、
指導者が少なすぎます。
 
 
 
 
だから諦めるのかというと、
ネバーギブアップ。やればできると思うし、
絶対に諦めたくはないと、思うのですが。
 
 
 
ちょっとヒートアップしてしまいました。
 
ごめんなさい〜
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

◆Moderato◆

糖質制限を取り入れた食事治療で、真剣に自分の体と向き合いたい慢性期疾患の患者さんに寄り添う医療マネジメントサービス(看護)を提供しています。

 

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