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医療情報の大切さについて

 

 

私がmoderatoを立ち上げた理由の一つは、
経過や投薬、医療情報を詳しく知らないで、アドバイスしたりされたりする事の危険さを感じたからです。
 
 
患者さんは、不安だから。
相談するなと言っても無理。
 
色んな方に相談しては、
色んなことを言われ、
ブレてしまったり、都合よく判断する。
 
 
相談された方に、悪気はないのです。
経験した範囲で、わかる範囲で一生懸命に相談に乗ってあげているのですが。
 
 
治療に関しては、
医療情報を知らないでアドバイスしたりされたりするのはとても危険だと思います。
 
 
ネットに載っている情報は一般論です。
その人に全て当てはまるわけではありません。
 
 
その、見極めが難しいのだと思います。
その判断に必要なのが、医療情報。
 
 
 
 
そう感じ、moderatoでは、病棟でいう「受け持ちナース級の」医療情報の把握、という点にとても力を入れています。
 
 
 
やりながら気がついたこともあります。
患者さんは驚くほど自分の医療情報を知りません。
 
 
説明をうけても、
医療者が思うほど、患者は理解できていませんから、患者さんに聞いても知りたいデータはいつまでたっても出てきません。
 
 
自分の状態もよくわかっていないのに、
治療法を選択するなんて無理があると思うのですが…医師はそれを簡単に求めてきます。
 
 
 
ここは医療者側の認識、努力不足もありますよね。
 
 
もっとちゃんと説明してあげて下さい!
 
 
 
 
 
だいたい、
医師や看護師、栄養士などの医療チームが相談相手として全く機能しないから、
 
医療情報を全く知らない友人や知人の方に
相談することとなり、
患者さんが迷走したりする形になったりするのではないでしょうか。
 
 
 
医療情報と簡単にいますが、
必要なのは個人情報だけではなく、
その人の考え方や価値観、
周囲の環境やお仕事など、
包括的な医療情報を取ろうと思うとその労力は大変なものです。
 
 
既存の医療システムでは
丁寧な介入、継続的な個別フォローが出来ない。
 
 
だから、
お金を頂くという、
きちんとした責任にある立場で、
サービスを提供したいと考えました。
 
 
 
だから、
耳の痛いことも時には言うし、
機嫌をとって媚びを売ることもしません。
(言い方は吟味しないといけません)
 
 
 
奇跡、
免疫力、
希望をもつのは良い事ですが、
 
 
詳しい経過や、病状をよく知らないのに
無責任に患者さんに同調して、
患者さんを鼓舞するのは、どうかと思います。
患者さんが判断を誤りかねません。
 
 
 
頑張れ、とか、
大丈夫とかも極力いいたくないですね。
 
 
なるようになる、
はありだと思います!
 
 
それだと、相談にならないのか…
なんなのでしょうね。相談って。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

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