PET- CTは「高い」「自由診療ですよね」
と思っている方が多いので知ってもらいたくて記事にしようと思います。
平成22年4月〜
早期の胃がんを除くすべての悪性腫瘍に健康保険の適用が認められるようになっています。
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悪性腫瘍の病期診断又は転移・再発の診断はほとんど保険適応となります。
自費でPET- CTを受ける場合は
平均約10万円。
これも、昔に比べたらかなり安くなっていると感じます。
一般的な認知度も広がってきたからでしょうか?
がんの保険適用でPET- CTを受ける場合は、3割負担の方は約3万円。出せる値段、ありがたいですね。
がんの保険適用が認められるケースは、他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない場合という注釈がつけられています。
PETは、ブドウ糖をがん細胞が取り込みやすいという特性を利用したものですが、
もともと、正常な場合でもブドウ糖を多く取り込んでいる臓器(脳や膀胱、腎臓)では判断がつきません。
また、炎症がある部位にはブドウ糖は集まりやすいため、がんと判別が紛らわしいことがあります。
食道や胃、大腸、肝臓などの早期がんは、発見が難しいこともあります。
PETにも弱点がある。
全てのがんを見つけることができない、と言うことは知っておいた方がよいです。
つまり、PET- CTだけでは確定診断、病期診断、転移の有無などは判断できません。必ず、他の診断方法などと組み合わせて判断します。
「PET- CTにも弱点がある」に関連した話題ですが、
悪性のがん細胞は、ブドウ糖だけではなく
特定のアミノ酸を多く取り込むことを知っていますか?
グルタミンやメチオニンと言うアミノ酸がそれに当たります。
アミノ酸をエネルギーにしてしまうのが得意ながん種に対しては、単に糖質をギリギリまで制限するだけでは兵糧攻めはできません。
((((;゚Д゚)))))))コワイ
そこにきて
PET- CTも進化してきています。
これらのがんを見つける為に、
グルタミンPET- CTや
メチオニンPET- CTも実用化されてきています。
特に、脳腫瘍に対するメチオニンPET- CTは日本でも取り扱ってくださる病院も少しずつ増えてきて、知られるようになってきました。
がん細胞が特に好む栄養素。
こんなにわかってきているのに、
臨床ではまだまだ、食事療法として活かされていないと言う現実。
悲しいですね。
次回は、
「ケトン食だけではがんは消えない」
と言うタイトルで、
その辺を詳しく話したいと思います。
Mrs.GAGAでした。
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〈お知らせ〉
吉冨信長さんと、合同勉強会を開催させていただくことになりました。
タイトル↓↓
「炎症を改善し、免疫力を向上させる食事とカラダの仕組みについて学ぶ勉強会」
日時:平成30年10月8日(月・祝)13時~16時
場所:大阪府大阪淀川区西中島4-2-26
天神第一ビル6階
参加費:10,800円
定員:50名
定員に達し次第募集を終了します。
お早目にお申し込み下さい(^_-)
詳細はこちらから↓
セミナー開催のお知らせ
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